・小規模多機能型居宅介護なるとう 天真爛漫(ブログ)です。 不定期更新です。
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施錠
2011/12/18

来客者があった時の事


玄関で対応し中に入ってもらったんだけど
中に入ったと同時に
その来客者は玄関の鍵を閉めた


その方本人に確認をした訳ではないので定かではないけど
おそらく
勝手に出て行く方がいるだろう
そうなると働いている人達にも迷惑がかかるだろう
と思っての事かと


勝手に出て行く方がいるのも事実だし
そうなると職員の動きに多少変化があるのも事実


けれども
それをマイナスの感情で捉える事は一切無く
むしろ
「どんどん出ていって!そして階段はどちらの足から降りるのか、階段を降りる時にはちゃんと手摺に掴まるのか、出て行った後何をしようとするのか、敷地から出たら右に曲がるのか左に曲がるのか、その他もろもろの情報を下さい!」
って感じ




閉じ込められた生活を送る人も
世の中にはいるけれども
そういう方々へは
何かしらの目的がある訳で


本来自由な生き物だよ
「人」って


福祉に携わらない方々にも
こんな考え方が広まるように
実践を積み重ね
世に広めていかないとだね


管理者 M・M


皆既月食 なう
2011/12/10

月が欠けている
今年は皆既月食の当たり年らしく
今日で2度目らしい


ちょうど眠れないというじいちゃんが起きていたので
一緒に月を眺めてみた


僕「月が地球の影に隠れるんだって。」
じいちゃん「そうかい!それはすげぇな!」
僕「意味わかってる?」
じいちゃん「わかんねぇや、アハハ。でもな、そんな貴重な時に生きていられるのはよ、神様のおかげだよ(笑)明日も生きていられっかな?」
僕「あいよ!明日も元気に過ごせるよ!」
じいちゃん「そうかい?ありがとうよ。」


何気ない会話だけれども
今を生き
明日を迎えるという当たり前の事が
とても有難く感じた


そんな当たり前の事に
気付かせてくれたじいちゃんと
月と地球に
感謝






ドイツ村に行ってきた

若いカップル達にまみれ
じいちゃん2人と
(ギリギリ)お姉さん一人と


今年もあと1ヶ月かぁ
早いなぁ


管理者 M・M


瞬間
2011/11/30

24日
日比谷公園に紅葉を見に行ってきた


大都会は恐ろしか〜


途中トラブルがありながらも
何とか公園に到着


彩り豊かな紅葉を見て
あるおじいちゃんが僕にポツリ




「このもみじはね、明日はまた違った姿になるんですよ。1日1日大切にしないとね。」




今見ている景色は
今しかない物
だからこの一瞬を大切にしなさい


そんな深く暖かい言葉をもらい
心はホカホカ





師走前 明日は異なる もみじから
その瞬間の 大切さを知る(字余)
(M蔵 心の短歌)


管理者 M・M


料理教室
2011/11/21

先ほど
色々な施設のホームページを見ていたんだけど


【月に1回料理教室を開催し皆さんで調理しています!】


なんて事が書かれている
ホームページを見かけた







料理教室…


料理教室にどのような定義があるのかはわからないけど
まぁ簡単に言っちゃえば
料理を習い
料理の腕を向上する
料理を皆で楽しんで行なう
みたいな感じなのかな


グループホームにしても
デイサービスにしても
小規模多機能にしても


介護保険法に指定されている事業所の目的って…


料理の腕の向上?
料理を楽しんで行なう事?
(これは個人的な料理教室の捉え方なので
 このような表現である事はご了承を)


料理はそんなに
「特別な事」なんだろうか?


たまにやるから良い程度の【行事】ではなく
人が生きていくうえで【当たり前の事】だと
僕は思うんだけどなぁ
(もちろん行なわずに生きている人もいるだろうけど)


うちの事業所を利用しているお年寄りは
どっちかと言うと
面倒臭がっている人が多いと思う


だって
誰かが作ってくれて
「はいど〜ぞ」って
美味しい料理が出てきた方が楽だもん


だからと言って
料理教室を開催する予定は
全くなし


うちの事業所の理念は
「生活を営む姿を支える事」だから
今日も明日も
朝も昼も夜も
面倒だけど
『生きる事』を目的として
料理をします




生きる為 人参切らにゃ 飯食えぬ
(M蔵 心の俳句)


ずっとずっと
2011/11/13

Kさん 85歳 女性


家庭の事情により長い期間の泊まりを利用している


そんなKさんも
最近実家近くにある施設へ入居する決心をしたらしく
本日その施設を見に行ってきた


Kさん「全部自分の事は自分でやるんですって。でもね、私はここでそういうのに慣れているからへっちゃらよ(笑)」

僕「そりゃそうだ。生きる為には動かないとね!」

Kさん「これから行く所もね、昼間はどんな風に過ごしてもいいんだって。ここと同じで自由だから嬉しいわ。でもね、私はここの人達(他利用者、職員)に勝る場所はないと思っているからちょっと寂しいけど」




実際に利用している方に
こんな事を言われると
ウルっと来てしまう


あぁ
僕たちのやってきた事
僕たちのやっている事は
間違っていないんだ

それにより
こんな風に感じてくれる
こんな嬉しい言葉をいただけるんだ…と


今も
これからも
ずっとずっと
この姿が守られていくよう
僕なりに尽くさねば


管理者 M・M

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